当店がご紹介している革小物の各素材について
同じタイプの商品でも、素材によって表情も味や風合いも
違ってきます
どの素材も「価格に勝る価値」をご提案したいと想い入れを持って厳選しました
自然素材である革の風合いと味を尊重して、植物性フルタンニンで仕上げたブルガ
ロ、BTシリーズ、ミネルバボックスなどは、
顔料を混ぜた ( 表面塗装した素材)と違い、経年変化の様をお楽しみいただける素材です
お使いいただく中で小さな爪傷やアタリ傷もつきます
ご愛用いただく中であなただけのオンリーワンツールとなり、愛着と共に風合いが深まっていきます
当店はもうひとつお客様だけのオンリーワンツールの証となるネーム刻印をお奨め しています
上質な革素材で作るシンプルな仕上げの品に贈り先様のお名前やイニシャル・記念日などを刻印し、
Only Oneのパーソナルブランドをひとつからお届け致します
それでは前置きが長くなりましたが、素材の特徴についてご説明させていただきたいと思います
どの素材も当店が自信を持ってお奨めできる素材ですが、自然素材の特徴・
持ち味をご理解頂き、商品選びの参考にしていただければ幸いです
Italian Natural Tanned Leather / BT
「Italian Natural Tanned Leather / BT」とは、イタリアのトスカーナ州のフィレンツェにある革鞣し業者「WALPIER
CONCERIA SNC(ワラピエ社)」で
伝統的な職人の技術による植物性フルタンニン鞣しを施した高級革のことです
鞣し染めの製法でタップリの加脂を施した素材はガラス質のぬめり感がでます
また 繊維密度が高いためコシが強いのも特徴のひとつです
熟練した職人の丹念な磨き加工で吟面に艶を出だすことで、型押し革では得られない革本来の素朴な温か
みを醸し出してくれる極上の逸品です
しっとりとした手触りに仕上げられた革素材は使い込むほどに独特の味わいを増し、
深みを湛えた上質の色艶をお楽しみいただくことができます
成牛のショルダー部分のトラ(首筋のシワ)を自然な革素材の味として生かし、顔料などは一切使
わずナチュラルな風合いを優先したため
部位による革質の硬軟や血筋の跡、放牧時のバラ傷などは生き物であるためにある程度避けられないものです
むしろ欧州ではその生き物らしい風合いが好まれ、経年変化を楽しむ文化があります
とりわけルネサンス発祥の地フィレンツェは古来より芸術の都ですが、何世紀にも渡って受け継がれた革職人の町でもあります
子々孫々に革を楽しむ文化 が息づいています
Italian Vegetable Tanned Leather/Minerva
Box ミネルバ・ボックス
「Italian Vegetable Tanned Leather Minerva
Box(イタリアンベジタブルタンドレザー・ミネルバ・ボックス)」とは、
イタリア北部からスイス・フランスに渡るアルプス地方で育ったステ
ア牛を原皮に、
フィレンツェ市サンタクローチェ地区で10世紀もの歴史を持つバケッタ製法と呼ばれる、手鞣し・手染めで仕上げた高級素材で
す
同じフィレンツェ市サン・ミニアト地区にあるタンナー「バダ ラッシィ・カルロ社(BADALASSI CARLO SRL)」で丁寧に仕上げられました
ミネルバ・ボックスは、タンニン(渋)鞣し+染料仕上げのショルダー革です。栗の木などから採取される植物タンニン
を鞣し剤として使用し、
時間をかけてゆっくりと鞣す方法で、近代的なクロム鞣しに比べるとコストは高くなりますが、公害面ではより問題が少ない製法と言えます
また染色には染料仕上げを施してありますので、牛革の自然で素朴な表情が保たれています
シュリンク加工を 施した独特の風合いは、部位による革質差により斑(フ)の違いがあり
世界にひとつだけの味わいのある表情を楽しむことができる革好きには堪らない素材で
す
当店の製品ではできるだけ素材の特徴が出るように、斑の入った部位を商品の表側にくるようにしています
その分内側には斑の少ない部位を使用すること
もございますが、その点は何卒ご了承下さい
薄化粧ですので、革の表面の小さな傷やシワが隠れにくく、またデリケートなため爪傷が付きやすいという特徴がありますが、
指で撫でることですぐにキズが隠れます。経年変化による艶具合や風合いの深まりも短期間の内にお楽しみいただくことができます
むしろ欧州ではその生き物らしい風合いが好まれ、経年変化を楽しむ文化があります
とりわけルネサンス発祥の地フィ レンツェは古来より芸術の都ですが、何世紀にも渡って受け継がれた革職人の町でもあります
子々孫々に革を楽しむ文化が息づいています
バケッタ製法
バケッタ製法とは、牛脚油で たっぷりと加脂する製法です
加工に時間がかかり脂が浸透しにくい反面、使い込んだ時に独特の色艶がでることと、一旦加脂したオイルが抜けにくいという特
徴があります
現在では、バダラッシィ・カルロ社をはじめ、ごく僅かなタンナーによって継承されているフィレンツェのサンタクローチェ地区に連綿と受け継
がれてきた伝統技術です
牛脚油
家畜牛のすね骨や無蹄足を煮沸して採取した100%ピュアなオイルです
独特な臭いがありますが、鞣しに使われるだ
けに、保革油としても最適なオイルです
バダラッシィ・カルロ社(BADALASSI CARLO SRL)
フィレンツェ市サン・ミニアト地区にあるタンナー「バダラッシィ・カルロ社」は、
約30年前までサンタクローチェ で盛んだった革作りの学校の教授を務めていたCARLO BADALASSI氏が、
その理論と技術を実行するために、独立して作られた企業です。規模は小さいものの、バケッタと呼ばれるイタリア固有の革を専門に
作っています
近代的な革作りを避けて、時間と手間をかけた革作りをしていますが、一方で、想像力に富んだ同社は、次々新しい商品を開発しています
大量 生産、大量販売ではなく、少量生産、高品質を目標にしているので、本当に革好きなメーカーだけが好んで使用しています
シュリンク加工
シュリンク加工とは、革を縮めさせる薬剤を入 れたドラム(タイコ)でがらがらとかき回すことで、
繊維密度の高低差によるシワを出す加工法です。このシワの出方は部分部分により均一ではありません
型 押し革では表現出来ない、革固有の表情を作り、世界にひとつだけの味わいとなります
革作りの学校
かつてフィレンツェのサンタクローチェ教会には、第二次世界大戦の戦争孤児を徒弟として集め、
地元の一流マエストロ (師匠)が革細工の技術を教えて一人前になるまで面倒を見る革の学校がありました
やがて法制度の改正で徒弟制度が廃止になり、場所も教会を離れました
が、世界中から多くの学生を集める革作りの学校が今なお現存します
Italian Vegetable Tanned Leather /
Liscio
リスシオ

『滑らか』という名のイタリアンレザー
「LISCIO」はイタリア語で『滑らか』という意味があります
その名の通り吟面はスムースな仕上げで渋なめし独特のしっとりとした深みを醸
し出しています
イタリア植物タンニンなめし協会が認める古典的な渋なめしの製法の中でも、
牛脂をメインとした100有余年の伝統的な「バケッタ製法」で作られ
た革素材なんです
そんな伝統のヌメ革を鞣しているサンタクローチェにあるタンナーは、「革らしい革」作りのために気の遠くなる時間をかけ、
こだわりのレシピを使 用する明確なコンセプトに基づいて染め鞣しをしている希少なタンナーになります
自然素材の味を生かす薄化粧仕上げのため生前の傷やトラ(首部分のシワ)などは隠れにくい反面、
使い込むほどに艶と味の増す風合いは革を知る識
者にとっては風格のある上質素材の証です
落ち着いた色合いだけを追求し、大人向けの革小物のために仕上げたリスシオはイタリアならではのナチュラル感溢
れる逸品素材と言えるでしょう
リスシオ 全5色
|
|
|
 |
 |
 |
|
ネロ
(ブラック)
|
タバコ
(ダークブラウン)
|
コニャック
(キャメル)
|
パパベロ
(レッド)
|
オリーバ
(グリーン)
|
経年変化のサンプル
スムースなヌメ革の特徴と言えば、その経年変化にあります
使い込めば使い込むほどに植物性フルタンニン鞣しの本当の良さが出てきます
サンプル画像はタバコ(ダークブラウン)の生地を一年間使用した様子です

最初はマットな質感も、少しずつツヤが出てきて、色合いも深みがましてゆきます
こうして育ててゆく過程が、革好きにはたまらないんですよね
愛着も湧いてくるし、程よくくたびれた革は手になじみ使いやすくなります
一人一人の使い方次第で、いかようにも変化してゆきます
ヌメ革を使 うならば、ぜひ経年変化を楽しんでほしいところです
もちろん、経年変化だけがヌメ革の特徴ではありません。前述の通り、使う前の素の状態から特徴は見て取れます
型押しもせず顔料も使用していない、まっとうな植物性フルタンニン鞣し革は、生前の傷や血筋、トラなども「味」ひとつです
ヌメ革の個性なんですね 「血筋が無くっちゃヌメ革じゃない」とおっしゃれる方は、まさに革通!
そんなヌメ革の良さが伝わりやすい素材が、リスシオだと思っています。
Italian Oiled Leather/RIO リオ
イタリアンオイルドレザー/Rioは革鞣しと染色の技術で世界的に定評のあるイタリアの一流タンナーで鞣されたス
ムースなオイルドレザー素材
イタリア産のオイルドレザーの中では一番オーソドックスな素材のひとつです
染め・ナメシの段階で染料を芯まで染み込ませた植物性フルタンニンの仕上げで初めは乾いた手触りですが、
タップリの オイルが加脂されているので使い込むほどに独特の艶と風合いを醸し出します
顔料などを一切使用しないので刻一刻と表情が変わっていきます
傷を隠すための型押しや、ただきれいな色を出すために表面を顔料で「塗装」した革とは比べものにならない本物の素材です
生きている革だからこそ深い味わいがでます、お名入れの刻印も鮮明にくっきりと入ります
Italian Oiled Leather/Deutsches Naturleder ドイツヌメ
ドイツヌメは、ステアレザー(生後3〜6ヶ月の間に去勢された牡牛)を原材料としています
自然の風合いを味として 残すために植物タンニン(渋)を高純度に精製しその溶液を用いて鞣した堅牢で耐久性に富む革素材
下地レベルの高いドイツで仕上げられたフルタンニンの本ヌメ素材は、フランスのブランドメーカーによるセレクションにも選ばれた価値ある素材です
100%植物性フルタンニン槽に何週間も漬け込まれた上質な下地は染料も入っていないため陽の光や手の脂、
室内の明 かりなどでも徐々に飴色に灼けていきます
オーナーの方の取扱方一つで独特の艶と風合いを深めていく、晒した「無色」で生きている素材です
傷を隠すための型押しや、ただきれいな色を出すために表面を顔料で「塗装」した革とは比べものにならない本物の素材です
生きている革だからこそ深い味わいがでます、お名入れの刻印も鮮明にくっきりと入ります
Soft Tanned Leather / STL ソフト・タンド・レザー
鞣し法
クローム化合物を主にタンニンを混ぜた合成鞣し 質感半艶の仕上げで定番6色をオリジナルで仕上げた
丈夫で長持ちをする合成タンニン鞣し素材です。吟面がスムースな仕上げの落ち着いた質感でブックカバーのためだけに染め上げました
発色
流行を捉えた発色の良いカラーが特徴です。クローム鞣しのためロット
による色のフレはほとんどなく、いつでもほぼ同じ色合いでお届けすることができます
柔軟性
バッグ・アパレルなどに使われる強度を重んじたクローム鞣しをベース
に柔らかすぎずまた硬すぎない、書籍とのフィット感を狙った柔軟性を持たせました
経年変化
鞣し法の違いからフルタンニン鞣し素材のように激しい変化で味わ
いが深まることはありませんが、お使いいただくうちに徐々に艶が出て
しっとりと手に馴染んできます。爪傷も付きにくく永年ご使用いただけるリーズナブルな
素材です
Italian Vegetable Tanned Leather / Bulgaro ブルガロ
ブルガロはイタリアのサンタクローチェ地方で長い伝統に培われたバケッタ製法と呼
ばれる、
手鞣し・手染めで仕上げた高濃度のオイルドレザーです
素材の下地は中央ヨーロッパのアルプス地方で育ったステアを原皮として、ISO(国際規格)を取得した鞣し業者にて
たっぷりの牛脚油で 加脂を施された素材を厳選しました
加工には気の遠くなるような時間がかかり油が浸透しにくい反面、使い込んだ時に独特の色艶が出るようになり、オイルが
抜けにくい特徴を持ちます
イタリア植物鞣し本革組合が認 める伝統ある歴史的製法にかなったこの素材は、渋鞣しを代表する自然素材です
渋(タンニン)鞣しは植物性のタンニンを鞣し剤に使用し、時間をかけてゆっ
くりと鞣す方法で、近代的なクローム鞣しに比べるとコストがかかる手法ですが、
環境面ではより問題の少ないエコロジーにかなった製法です
手染めのナチュラルな仕上げのため、表面の小傷やしわが目立ち、爪傷が付きやすい特徴がありますが、
使い込むほどに艶と色合いが増して味が深まります
小傷は革用お手入れブラシや柔らかな布で軽く摩擦すれば目立たなくなります
革の風合いを生かすた め色止めを施しておりませんので、使用状況により色落ちする場合がございます
Colorful Chrome Leather / Noir ノワール
・質感
色出しを基調に軽い触感を狙いました。多少手荒く扱っていただいても初めの質感を
損なわない丈夫な素材です
季節ごとの流行色からチョイスされたカラフル・レザーは幅広い年代層の共感を得ています
・柔軟性
衣料革をベースにした軽く丈夫なクローム鞣しで折りジワも気にならない柔軟性があります
コットンの裏地を使うことでソフトな風合いに仕上げました
・発色
流行を捉えた発色の良いカラーが特徴です
クローム鞣しのためロットによる色のフレはほとんどなく、いつでもほぼ同じ色合いでお届けすることができます
・経年変化
鞣し法の違いからフルタンニン鞣し素材のように激しい変化で味わいが深まることは
ありませんが、
お使いいただくうちに徐々に艶が出てしっとりと手に馴染んできます
爪傷も付きにくく永年ご使用いただけるリーズナブルな素材です
Das Naturliches Kalbleder / Noblessa ノブレッ サカーフ
1864年創業でカーフ専門のクロム鞣し技術と伝統を持つドイツのタンナーは原皮に対しても強いこだわりを持ち、
牛の飼料にまで厳しい選択眼を光らせ素
材作りをしています
ノブレッサは上質な原料を使い伝統の技術力で鞣した最上の革に型押しを施したカーフスキンです
その高度な技術と品 質だけでなく環境に配慮した優良タンナーでもあるため、ヨーロッパで高い評価を得ています
ドイツならではの重厚な上質感と鮮やかな色使いは秀逸で、艶と色合いが増し、味の深まりをお楽しみいただけます
|